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Category: Government

【開催報告】自治体事業者向け AWS ガバメントクラウドワークショップ 2025 in 東京

こんにちは。ソリューションアーキテクトの松本侑也です。普段はパブリックセクター技術統括本部で自治体のお客様の技術支援を担当しています。

2025 年 6 月 17 日に「自治体事業者向け AWS ガバメントクラウドワークショップ 2025 in 東京」を開催しました。このイベントは、ガバメントクラウドへの標準化対象業務システムの移行を進める上で必要となる技術について深く学び (Dive Deep)、実践的なワークショップを通じて技術スキルを高め、さらに参加者同士の交流 (Have Fun) を目的として開催されました。本ブログでは、イベント内容を簡単にご紹介しつつ、当日のセッションやワークショップの様子を共有いたします。

また、同日に中央省庁向けガバメントクラウドワークショップ、夜には Gov-JAWS 第2回 も開催され、約 140 人が参加する大規模なイベントになりました。

AWS 活用で実現する同盟国間の防衛機密情報と技術共有

国際的な同盟国間のデータ共有において、米国の国際武器取引規制(ITAR)への準拠が課題となっています。本記事では、AWS の Trusted Secure Enclaves(TSE)を活用することで、国家組織が ITAR 規制に準拠しながらクラウド技術を最大限に活用できる方法を解説します。暗号化、データの場所管理、アクセスコントロール、データペリメーター構築、ログ記録とモニタリングなど、TSE が提供する技術的コントロールにより、防衛・安全保障ミッションにおいて革新的な技術を安全に利用できる道筋を示します。

Trusted Secure Enclaves on AWS で国家安全保障と防衛任務のデータを保護する方法

国家安全保障や防衛機関が直面するデータ共有の課題に対し、AWS の Trusted Secure Enclaves (TSE) がどのように解決策を提供するかを解説します。TSE は厳格なセキュリティ基準を満たしながら、クラウドの利点を活かせる分離構成を実現。Amazon Security Hub や GuardDuty などのセキュリティサービスを自動デプロイし、数ヶ月かかる安全な環境構築を数時間に短縮できます。NATO のデジタルトランスフォーメーションにも貢献する、ミッション重視のソリューションについて詳しく紹介します。

【寄稿】生成 AI 活用によるガバメントクラウド環境運用管理補助業務の効率化

OCEでは 2024 年より自治体様のガバメントクラウド導入案件におきまして、ネットワーク構築管理補助環境およびデータ連携基盤環境(以下ネットワークアカウントと記載)の設計・構築を実施しております。令和7年度より本番システムが順次稼働しガバメントクラウド運用管理補助業務が開始しますが、限られた人数で複数自治体様環境の運用管理補助業務を実施するため、業務効率化が必須となっています。そのため、運用管理補助業務の一部を補完する仕組みとして、生成 AI の導入を検討しました。

デジタル庁主催の AI ハッカソンに参加しました

デジタル庁主催で「AI ハッカソン、アイデアソン」が実施され、AWS も参加しました。私たち AWS のエンジニアチームは、Amazon Bedrock をはじめとする最新の生成 AI 技術を活用し、デジタル庁・東京都の行政職員から提示された業務上の課題に対するプロトタイプの開発に取り組みました。

デジタル庁、リファレンスアーキテクチャと生成 AI を活用したアーキテクチャのレビューで政府システムの移行を促進

2021 年 9 月、日本はデジタル庁の創設とガバメントクラウドの取り組みを開始しました。デジタル庁は、デジタ […]

日本最速のスーパーコンピューター「富岳」はなぜAWS上で仮想化されたか

世界で最も有名な山頂の1つに登ろうとすると、最初に山へのアクセスのしやすさを考える人は少ないかもしれません。富士山はその高さと裾野が広いことで有名ですが、国によって登山道が整備されているため、初心者のハイカーでも時間をかけずに登ることができます。現在、世界最速のスーパーコンピューターの1つである富岳の開発者たちは、このスーパーコンピュータをアマゾンウェブサービス(AWS)クラウドでもアクセスできるようにしようと取り組んでいます。