Amazon Web Services ブログ

稲田大陸

Author: 稲田大陸

Riku Inada works as a Solutions Architect focusing on manufacturing industry at AWS. He likes to use AWS Amplify to solve customer challenges. He enjoys fitness in his free time.

AI コーディングエージェントは本当に良くなっているのか?

Kiro IDE のコーディングエージェントがコードを書いたり変更したりすると、diagnostics ツールが静的解析器を実行して出力をチェックします。これは、開発者がエディタ上で下線として目にするのと同じチェックです。実際にこのツールは、モジュールの import 漏れ(Cannot find module ‘aws-cdk-lib’ or its corresponding type declarations)、解決できない Java の import(The import org.junit cannot be resolved)、型の不一致(Argument of type ‘string | undefined’ is not assignable to parameter of type ‘string’)、implicitly typed any、undefined symbol といったものを検出します。これらは、本来であればビルド時になって初めて表面化するような種類の問題です。

本番インシデントのトリアージを AI エージェントに任せられるようになるまで

ある日曜日の午前 2 時 33 分(PDT)、フロンティアモデルの可用性アラームが発報しました。本番のレスポンスがストリームの途中で止まりはじめ、監視システムが自動でチケットを起票しました。その 13 分 35 秒後、午前 2 時 46 分(PDT)には、根拠のある診断がチケット上に載っていました。ストリームが本番バグかキャパシティのスケーリングのいずれかによってエラーを出さずに停止していること、顧客に影響が出ていること、競合する仮説がすべて排除されていること、そして裏付けとなる証拠を添えた推奨される次のアクション、が書き出されていました。

継続的なプロンプト評価: LLM ジャッジとライブシグナルを使って Kiro エージェントの品質を高める方法

本記事は、人手で作成されたシステムプロンプトや設定の変更を評価することに焦点を当てています。自動的なトラジェクトリマイニング、変更の自動生成、ハーネス全体の自己改善については扱いません。このワークフローは、ベンチマーク結果と、社内の開発者による数千件の Kiro との会話を LLM で分析した結果を組み合わせ、タスク完遂・検証・ツール利用における改善機会を特定します。

Kiro powers は Agent Plugins のサポートを開始します

2026 年 8 月 7 日、Kiro powers は、エージェント拡張をパッケージ化するためのオープンかつベンダーニュートラルな仕様である Agent Plugins 1.0.0 のサポートを順次展開します。AWS は、Cursor、Microsoft、OpenAI、Vercel と並ぶ Agent Plugins Technical Steering Committee の設立メンバーです。実際のところ、これは、この標準に準拠して公開されたプラグインが、Kiro で power としてインストールできることを意味します。

Kiro Crew の紹介

Kiro Crew は、その仕事を代わりに引き受けます。Crew にメッセージを 1 通投げれば、前回どう対応したかを探し出し、まとめ、同僚に送るところまでを、あなたが再び手を入れることなく進めてくれます。あなたはその日の仕事を終えて外に出て、「問題は解決しました」というチームからのメモを目にするだけです。チケットのキューを渡せば、Kiro Crew はトリアージして振り分け、オーナーを特定し、あなたの判断が必要なものにフラグを立てます。複数リポジトリにまたがるインシデントを指し示せば、あなたが修正に集中している間に調査を進めます。マイグレーションを開始すれば、あなたが会議中でも眠っている間でも、チェックポイントとリトライを通じて前進し続けます。すでにあなたが使っているツールをつなぎ、セッションをまたいで作業を調整するので、戻ってきたときに待っているのは「やり直すべきワークフロー」ではなく「進んだ結果」です。

Kiro で GPT-5.6 が利用可能になりました

Kiro で初めて OpenAI のモデルが利用可能になりました。あわせてこのローンチは Kiro の 1 周年でもあります。2025 年 7 月 14 日のパブリックプレビュー以降、Kiro は仕様駆動の IDE から IDE / CLI / Web にまたがるエージェンティック開発プラットフォームへ成長してきました。本日(2026 年 7 月 14 日)より GPT-5.6 の Sol / Terra / Luna が Kiro の IDE / CLI / Web が利用可能になりました。性能とコストのカーブ上でそれぞれ異なるポイントにチューニングされた 3 段構成です。

Claude Opus 5 が Kiro で利用可能になりました

Kiro の IDE / CLI / Web すべてで Claude Opus 5 が本日から利用可能になりました。Opus 4.8 からの意味のある進化として、時間のかかる作業に強くなり、並列エージェントの協調が改善され、長いセッションにおけるコストとレイテンシをより細かく扱える新しいコントロールが備わっています。

Kiro で Claude Sonnet 5 が利用可能になりました

2026 年 7 月 1 日より、Claude Sonnet 5 が Kiro の IDE、CLI、Web でご利用いただけるようになりました。Sonnet 5 は Anthropic がこれまでに提供した中で最もエージェント性能に優れた Sonnet モデルであり、Sonnet 4.6 から大幅にアップグレードされ、推論力・ツール利用・コーディング能力が強化されています。しかも価格は Sonnet クラスのままです。

Agent Focus の紹介

開発者が AI と協働する方法は変わりつつあります。モデルは今や複数ステップの作業を計画し実行できるようになり、より多くの開発者が、自分で一行ずつコードを打ったり直接編集したりするのではなく、エージェントを導くことに一日を費やすようになっています。

IDE は別の時代のために作られたものです。IDE はコードを中心に据えますが、それはまさに「自分で編集しているとき」に欲しいものです。しかし、主な仕事がエージェントに実行させる作業を定義し、洗練し、方向づけることであるとき、それが必ずしも欲しいものとは限りません。2026 年 6 月 25 日、私たちは Agent Focus を発表します。これは Kiro IDE における実験的な新しいビューで、エージェントとのやり取りを前面に押し出すものです。チャットファーストな働き方の基盤を築きます。やりたいことを記述し、会話を通じて洗練させ、作業を開始し、エージェントが進める様子を確認する——という流れです。これまでの IDE 体験がなくなるわけではありません。Agent Focus はそれと並んで存在し、いつでも両者を行き来できます。