Amazon Web Services ブログ

Category: Industries

【開催報告&資料公開】 通信業界向け事例祭り 2024:5G からサービス/DX 領域まで、通信業界の変革を支える最新クラウド活用動向

通信業界に関わられている方々を主な対象として、2024 年 11月 7 日に「通信業界向け事例祭り 2024:5G からサービス/DX 領域まで、通信業界の変革を支える最新クラウド活用動向」のオンラインセミナーを開催しました。「通信領域」、「サービス・DX 領域」、「生成 AI」の3つをテーマに、通信事業者の様々なクラウド活用事例をご紹介しました。本ブログではセミナーの内容を簡単にご紹介します。

AWSがレンダリングパイプラインのための Open Job Description を導入

Amazon Web Services (AWS) は、スタジオやレンダーソリューション間で移植可能なレンダリングジョブを定義するための、新しく、柔軟で、オープンな仕様の Open Job Description (OpenJD) を発表しました。レンダリングパイプラインは、プロジェクト、技術、管理上の決定によって大きく異なります。OpenJD は、互換性を最大化し、複雑さを軽減し、これらの要因が必然的に変更される場合に、パイプラインをより簡単に適応させることができるように設計されています。レンダリングファームのコンピューティング管理ソフトウェアである AWS Thinkbox Deadline のチームが開発した OpenJD は、現在パブリックレビューとコメントを受け付けています。私たちは開発者コミュニティの方からこの新しいレンダリングサブミットの仕様に関するフィードバックをお待ちしています。

Just Walk Out RFID レーンでスムーズな小売体験を実現

本日、Amazon Just Walk Out は新しい RFID レーンを発表し、小売業者が 1 日程度で RFID チェックアウト機能を任意の店舗に追加できるようになりました。急速に変化する小売環境において、従来の POS システムはボトルネックの原因となり、チェックアウトに時間がかかり、混雑した場所でのスタッフの非効率的な使用につながります。

Avataar Creator Platform で e コマースのビジュアルを強化

ボストン・コンサルティング・グループの調査によると、2027 年までに e コマースは世界の小売売上の 41% を占めると予測されています。オンライン販売は、物理的な接触なしで品質保証が必要となるため、オフライン販売とは大きく異なります。Wyzowl の 2024 年ビデオマーケティング統計によると、82% の購買者がブランドのビデオを見た直後に購入しており、87% がビデオの品質がブランドへの信頼に影響すると述べています。人間の脳は視覚的に魅力的な情報に報酬を与えるため、可視化が顧客の信頼を得る鍵となります。

AWS Deadline Cloud 用の conda パッケージとチャネルの作成

このブログ記事では、独自の conda パッケージを作成し、Amazon S3 バケットに conda チャネルをホストして、そのパッケージを Deadline Cloud のレンダーワーカーが利用できるようにする方法を説明します。依存関係のない完全なアプリケーションをパッケージ化したり、conda-forge コミュニティによって維持・ホストされている数千のパッケージを元に作成することができます。カスタム conda パッケージとチャネルを利用できるので、Deadline Cloud のパイプラインを拡張し、事実上あらゆるクリエイティブ ツールをサポートすることができます。

定年後も地元の病院に通えるか : 受付の裏側で進む、生き残りをかけた生成 AI の活用推進

本記事を読んでいる方の多くは、病院の待ち時間に悩んだことがあるのではないでしょうか。その一方で、全国の外来患者数は 2025 年にピークを迎えると見込まれており、214 の医療圏では 2020 年ですでにピークアウトしていると見込まれています。待ち時間が減るのは患者にとって良いかもしれませんが、病院にとっては直接的な収入減となり、働き方改革等による人件費増、物価・エネルギー価格高騰も重なり 42 国立大学病院のうち 32 病院が赤字と報告されています。つまり、あなたが定年後しばしば病院のお世話になる時、地元の病院が頼れるかは予断を許さない状況ということです。

2024/11/21 から 24 にかけて開催された医療情報学連合大会では、待ったなしの病院の業務・経営改革について各病院の医療情報研究者や実務担当者より多くの発表がありました。AWS もブースの出展やスポンサーセミナーなどを開催させていただきました。本記事では当日講演頂いた恵寿総合病院様、東京大学医学部付属病院様による待ったなしの経営・業務改革を生成 AI を活用し推進されている事例をを中心にご紹介します。