Amazon Web Services ブログ

稲田大陸

Author: 稲田大陸

Riku Inada works as a Solutions Architect focusing on manufacturing industry at AWS. He likes to use AWS Amplify to solve customer challenges. He enjoys fitness in his free time.

Kiro autonomous agent の紹介

本日、開発者とチームがソフトウェアを構築・運用する方法を変革する 3 つの新しい最先端エージェントの 1 つである、Kiro autonomous agent のプレビュー版をリリースします。Kiro autonomous agent は、Kiro Pro、Pro+、Power プランを契約されている個人開発者向けにプレビュー版として順次展開されています。プレビュー期間中は無料で、使用量は週次制限があります。チームは早期アクセスのためにウェイトリストに参加できます。

Kiro をはじめる第一歩:あなたに合った学習パスを見つける

11 月 18 日から 29 日まで開催した「Kiroweeeeeeek in Japan」、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました!この連載イベントは、Kiro の一般提供開始を記念して、日本のお客様に向けた特別企画として実施しました。12 日間にわたり、AWS Japan の社員が「仕様駆動から実装・運用までの道筋」をテーマに、実践的な情報をお届けしてきました。Day1 の導入ガイドから始まり、移行方法、セキュリティ、ペアプログラミング、Shell スクリプト開発、CLI ツール、仕様駆動開発、チーム開発、そしてパートナーエコシステムとの連携まで、幅広いトピックをカバーしています。このブログでは、公開された全 10 個のコンテンツを振り返りながら、「あなたの状況や関心に合わせて、どこから読むべきか」をガイドします。Day1 から順に読む必要はありません。あなたのニーズに合ったコンテンツから始めて、Kiro の可能性を最大限に引き出しましょう。

スピードと品質の両立 – Kiro が加速する開発、GitLab AI が支えるレビュー。新時代の開発パートナーシップ設計

AI 駆動開発の新常識。Kiroによる開発速度の飛躍的向上は、同時にコードレビューの負荷増大という課題をもたらします。本記事では、GitLab Self-Hosted Model (Amazon Bedrock 活用) を組み合わせることで、発注側のレビュー工数を削減しながら、開発側は Kiro のライセンス費用を適切に管理。両者の生産性を最大化する、持続可能な開発パートナーシップモデルを提案します。

Kiro クレジットをより有効活用する方法

私たちの Kiro における目標は、最高の価格で最高の結果をお届けすることです。この目標を達成するため、私たちは以前から Auto を開発してきました。Auto は Sonnet 4.5 などの最先端モデルと、意図検出、キャッシュなどの専門的なモデルや最適化技術を組み合わせたエージェントです。Auto の品質については高い基準を設けており、最先端モデルが提供するレベル以下のものは受け入れません。11 月 7 日に新バージョンの Auto をリリースした結果、リクエストで消費するクレジットが大幅に削減されました。日常的な一般的なリクエストでは、お客様のクレジット使用量が 21 % 削減されました。最も要求が厳しく複雑なリクエストをお持ちのお客様では、36 % の削減を実現しています。

Kiro における Opus 4.5 をご紹介

Claude Opus 4.5 のサポート提供を開始できることを嬉しく思います。Opus 4.5 は、Anthropic 社の最新かつ最も高性能なモデルで、コーディングとエージェントワークフローにおいて新たな基準を打ち立てています。Opus 4.5 は、SWE-bench において最先端のパフォーマンスを達成しています。開発タスクの実装や複雑なバグの修正において、複数のシステムにわたって推論を行いながら、トレードオフと曖昧さのバランスをより適切に取ることができます。Opus 4.5 は、長時間のタスクを実行し、複雑なコードベース全体にわたって推論できるエージェントを動かすことに最適であり、仕様駆動開発に理想的です。

Kiro 導入ガイド:始める前に知っておくべきすべてのこと

Kiroweeeeeeek in Japan の Day 1 では、Kiro を利用するうえで最初に押さえておくべき「プラン」「請求」「認証」「移行」について整理します。本記事では、すでに Amazon Q Developer を利用している方とこれから Kiro を使い始める方の二つの立場に分けて解説します。

Kiroweeeeeeek in Japan 開催のお知らせ

ついに来ました、Kiro 一般提供開始! このタイミングに合わせて、日本のお客様に向けた特別企画として、11 月 18 日(火)から 11 月 28 日(金)まで、AWS JP Blog 連載イベント「Kiroweeeeeeek in Japan」を開催します!Week と言いながら 1 週間限定じゃないんか!というツッコミは禁止です。その代わり、e は一週間にちなんで 7 つにしています。AWS Japan 社員が、日本の開発現場の皆さまに、生成 AI/エージェント時代における “仕様駆動から実装・運用までの道筋” を、日本語で丁寧にお届けします。

Kiro CLI の紹介:Kiro エージェントをあなたのターミナルへ

深夜 2 時、本番サーバーに接続してバグをデバッグしています。この一週間、IDEでAIエージェントを使って効率よく開発を進めてきたあなたなら、こんな時こそAIの力を借りたいと思うでしょう。しかし、コンテキストを切り替えるとすると、ターミナルセッションが切れ、SSH 接続も失われ、作業の流れが途切れてしまいます。結局、手動でログを確認し、構文を検索して、一人で格闘することになります。AI が使える IDE で作業するか、実用的だけれど AI サポートのないターミナルで作業するか。本来なら、こんな選択を迫られる必要はないはずです。今回、私たちはそのギャップを解決しました。Kiro CLI なら、AI エージェントを直接ターミナルで使えます。同じエージェント、同じ機能を、どこでコーディングしていても利用できます。

Kiro が一般提供開始: IDE とターミナルでチームと共に開発

7 月に Kiro プレビュー版としてローンチして以来、AI を使った構造化された開発手法として仕様(Specs)駆動開発が広く採用されてきました。私たちは、仕様駆動開発を AI コーディングツールに初めて導入し、業界全体がその価値を認識しています。計画こそが AI エージェントと共に作業する正しい方法です。この数か月間、リモート MCP(Model Context Protocol)、グローバルステアリングファイル、開発サーバーサポート、Auto エージェントなどの機能を追加し、仕様駆動開発をより柔軟にしてきました。本日、Kiro の一般提供を開始するにあたり、新しい機能の提供を開始します。これには、1/ 仕様の正確性を検証するプロパティベーステスト、2/ Kiro での開発の進捗を検証する新しい方法、3/ カスタムエージェントを備えたターミナル用の新しい Kiro CLI、そして 4/ 集中管理機能を持つチームプランが含まれます。

三菱電機グループエンジニアコミュニティの新たな地平 – MAWS-UG が生み出す実務への好循環と次世代への継承 

本記事は、2024 年 11 月に公開した「三菱電機グループエンジニアが作る新しい風 “Mitsubishi Electric AWS User Group (通称:MAWS-UG)” の軌跡」の続編です。前回記事では、三菱電機の一人のエンジニアの小さな行動から 300 人を超えるコミュニティ「MAWS-UG」へと成長した誕生ストーリーをお届けしました。MAWS-UGとは何か、どのように誕生したかについては、まずは前回記事をお読みください。本記事では、MAWS-UG がもたらした具体的な成果と変化、そして次世代への継承に向けた新たな挑戦について深掘りしていきます。数字が物語る成長の軌跡、実務への昇華、そして経営層との対話まで。MAWS-UG が示す大企業変革の可能性を、メンバーの生の声とともにお伝えします。