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週刊生成AI with AWS – 2025/6/23 週
さまざまなニュース
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- ブログ記事「Amazon Bedrock Guardrails が日本語に対応しました」を公開
Amazon Bedrock Guardrails が待望の日本語コンテンツフィルタリングに対応し、日本語特有の表現や文脈を理解した高精度な有害コンテンツ検出が可能になりました。従来は英語のみの対応だったため、日本語での生成AI アプリケーション開発では十分な安全対策が困難でしたが、今回のアップデートにより個人情報や機密情報の漏洩防止、不適切なトピックの拒否設定などが日本語環境でも実現できます。 - ブログ記事「生成AI実用化推進プログラムに2つの新プランを追加」を公開
AWS ジャパンが「生成AI実用化支援プログラム」において、日本の生成AI実用化を加速するための2つの新プランを追加しました。新プランでは、経済産業省とNEDOが主催する「GENIAC-PRIZE」への応募者の計算リソースの調達から実装・事業化までを一貫してサポートする「GENIAC-PRIZE応募者支援プラン」と、自律的なAI(Agentic AI)の実用化を総合的に支援するために設計思想策定から運用体制確立までをサポートする「Agentic AI実用化推進プラン」の二つを新たに提供しています。従来のプランも含めて、みなさまのご興味に応じてぜひ応募をご検討ください。 - ブログ記事「AWS Summit Japan 2025で体験!生成 AI でロボットが人間の指示を理解する未来」を公開
AWS Summit Japan 2025で発表された IoT、ロボット、LLM の融合技術は、物理世界とデジタル世界の境界を取り払う革新的なアプローチとして大きな注目を集めています。この技術により、工場の製造ロボットが自然言語で作業指示を理解し、IoT センサーからのリアルタイムデータを基に自律的に判断・行動することが可能になり、従来の定型的な作業から創造的な問題解決まで幅広く対応できるようになります。
- ブログ記事「Amazon Bedrock Guardrails が日本語に対応しました」を公開
サービスアップデート
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- Amazon Q Developer の Java アップグレード変換機能が CLI で一般提供開始
Amazon Q Developer Java アップグレード変換 CLI の一般提供が開始されました。この CLI を使えば、コマンドラインから Java アプリケーションのソースコードを最新バージョンにアップグレードできます。主な機能は、Java 8/11/17/21 から 17/21 へのアップグレード、選択的なライブラリアップグレード、Oracle から PostgreSQL への SQL 変換です。米国東部 (バージニア北部) と欧州 (フランクフルト) の AWS リージョンで Linux と Mac OS から利用可能です。 - Amazon CloudWatch Investigations でトラブルシューティングを加速(一般提供開始)
Amazon CloudWatch Investigations が一般提供開始されました。AIエージェントが環境内の異常を探し、根本原因を特定し、修復ステップを提案することで、平均解決時間を短縮します。調査は80以上のAWSコンソールから開始でき、チームで協力して結果を追加・確認できます。関連するドキュメントや修正案も表示され、Slackなどのコミュニケーションツールとも統合できます。この機能は追加費用なしで、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (スペイン)、欧州 (ストックホルム) で利用できます。 - Amazon Bedrock Guardrails にコンテンツフィルターと拒否トピックのための新しい機能 Tier を追加
Amazon Bedrock Guardrailsは、コンテンツフィルターと拒否トピックの新しい Tier を発表し、柔軟性と使いやすさが向上しました。新しい「スタンダード」Tier により、望ましくないコンテンツをより的確に検出・フィルタリングでき、最大60の言語がサポートされます。 - Amazon Bedrock Flows で永続的な長時間実行とインラインコードサポートをプレビュー提供開始
Amazon Bedrock Flows に永続的な長時間実行機能とインラインコードサポートが追加されました(プレビュー)。これにより、ワークフローの実行時間が15分に延長され、カスタムモニタリングコードが不要になり、簡単なデータ処理のためのLambda関数設定のオーバーヘッドがなくなります。これらの機能強化で、ワークフロー開発と管理が合理化され、生成的AIアプリケーション構築に集中できるようになります。 - Amazon SageMaker HyperPod で NVIDIA B200 GPU を搭載した P6 インスタンスが利用可能に
Amazon SageMaker HyperPod で最新の NVIDIA B200 GPU を搭載した P6 インスタンスが利用可能になりました。P6-B200インスタンスは、8基のBlackwell GPUと1440 GBの高帯域幅GPUメモリを搭載し、従来のP5enインスタンスと比べて最大2倍のパフォーマンスを発揮します。これらのインスタンスは、米国西部(オレゴン)リージョンのSageMaker HyperPodフレキシブルトレーニングプランで利用可能です。
- Amazon Q Developer の Java アップグレード変換機能が CLI で一般提供開始
今週は以上でした。それでは、また来週お会いしましょう!