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[資料公開 & 開催報告] Amazon Q Developer Meetup #2 を開催しました

2025 年 8 月 28 日に AWS Startup Loft Tokyo (目黒) で開催された「Amazon Q Developer Meetup #2 – Amazon Q Developer を業務で活用した成果共有と最新情報 Update –」のイベントの様子をレポートします。

このイベントは、AWS が提供する生成 AI アシスタント、Amazon Q Developer をテーマに実施しました。まずソリューションアーキテクトの小西から、Amazon Q Developer と、AI IDE である “Kiro” の最新情報アップデート情報をご紹介させていただきました。続いて、Amazon Q Developer をご利用いただいている株式会社 LIFULL 様、株式会社マイナビ様から、どのように業務やプロジェクトに活かしているのか、リアルな使い方や工夫、実際に感じた効果について発表していただきました。

現地参加・オンライン参加合わせて 200 名以上の方にご登録いただきました。参加者からは「各社さんの取り組み状況が聞けてとても参考になりました!」との感想をいただきました。これから Amazon Q Developer を導入してみたい方、すでに利用しているがさらに活用したい方、他社の利用状況に興味がある方、それぞれの皆様にご参考いただける情報をご紹介させていただきました。

イベント概要

  • 開催日時: 2025年8月28日
  • 会場: AWS Startup Loft Tokyo (目黒)、オンライン配信
  • スピーカー
    • 株式会社 LIFULL 様 「Amazon Q Developer 活用による業務効率化と多職種展開」
    • 株式会社 マイナビ様 「Amazon Q Developer 導入実践記 – リスク対策から組織浸透まで」
    • Konishi Kyosuke, Solutions Architect, Amazon Web Services Japan G.K. 「Amazon Q Developer & Kiro アップデート情報」

Amazon Q Developer & Kiro の最新アップデート情報

スピーカー: Konishi Kyosuke, Solutions Architect, Amazon Web Services Japan G.K.
資料ダウンロードはこちら: Amazon Q Developer & Kiro アップデート情報

はじめに、ソリューションアーキテクトの小西より、Amazon Q Developer と Kiro の最新アップデート情報をご紹介しました。Amazon Q Developer は開発者のための生成 AI アシスタントで、統合開発環境 (IDE)・コマンドライン (CLI)・AWS マネジメントコンソール と、さまざまなシチュエーションで利用者をご支援します。Kiro は仕様駆動開発 (Spec driven development) をコンセプトとした AI IDE で、AI エージェントを最大限活用した開発体験をご提供します。
小西からは Amazon Q Developer の多言語対応 (日本語含) の拡張や、CLI でのカスタムエージェント、マネジメントコンソールでの Agentic 対応などの新機能をご紹介しました。また、Kiro の価格体系の最新情報についてもご説明しました。

お客様事例: 株式会社 LIFULL 様「Amazon Q Developer 活用による業務効率化と多職種展開」

LIFULL 様のご登壇資料は Amazon Q Developer活用による 業務効率化と多職種展開 にて公開されています。

株式会社 LIFULL 様からは、「Amazon Q Developer 活用による業務効率化と多職種展開」と題して、Amazon Q Developer の活用状況について事例紹介をしていただきました。
HTML の生成によるスライド作成の自動化 (この発表資料も!) や、サービス企画におけるプロトタイプ作成に効果測定レポート自動化、アイデア出しなど、エンジニアの利用に限らない、幅広いユースケースをご紹介いただきました。社内での利用者増加トレンドや社内 MCP の利用状況、利用状況ランキング、カスタムエージェントの設定など社内での普及活動についてもご説明いただきました。

お客様事例: 株式会社マイナビ様 「Amazon Q Developer 導入実践記 – リスク対策から組織浸透まで」

ご登壇資料ダウンロードはこちら: Amazon Q Developer 導⼊実践記 – リスク対策から組織浸透まで

株式会社 マイナビ様からは、「Amazon Q Developer 導入実践記 – リスク対策から組織浸透まで」と題して、Amazon Q Developer の活用状況について事例紹介をしていただきました。
Amazon Q Developer を導入する際のリスク観点での検討内容や性能・費用、アクセス権限や暗号化・承認フローといったルール作りのプロセスについてご説明いただきました。また、利用を強制しない形での導入促進活動についてもご紹介いただきました。さらに、/context など Amazon Q Developer の便利機能の紹介や、CI/CD パイプラインのエラー分析、勉強会での活用など運用・利用両方の観点からの活用事例をご共有いただきました。

ネットワーキング

現地参加の方のみ、ケータリングをご用意し、ネットワーキングのための懇親会を実施しました。
登壇者の方への質問や、参加者同士の意見交換、AWS メンバーへの相談が活発におこなわれていました。

おわりに

今回のイベントでは AWS が提供する生成 AI アシスタントの Amazon Q Developer をいかに導入・活用されているかをお客様の事例を中心にご紹介させていただきました。株式会社 LIFULL 様、株式会社マイナビ様にご登壇いただき、コーディングだけではなく、企画・デザイン・インフラストラクチャの運用など、さまざまな活用方法をご紹介いただきました。Amazon Q Developer、そして Kiro は今後も分野の発展に伴ってサービスアップデートを続けてまいります。

次回の開催予定

次回の Amazon Q Developer Meetup #3 は AI 駆動開発ライフサイクル (AI-DLC) をテーマに開催予定です。詳細は後日公開させていただきますので、イベント一覧ページ の更新をお待ちください。

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山崎 宏紀 (Hiroki Yamazaki)

山崎宏紀 は Amazon Web Services Japan G.K. のソリューションアーキテクトとして、ISV/SaaS 業界のお客様を中心にアーキテクチャ設計や構築、生成 AI の活用をご支援しています。Amazon Q Developer や AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) を好みます。(より良いご支援のために) AI エージェントに代わりに働いてもらおうと画策しています。