SQL Server のライセンス要件は、Microsoft 製品条項* に明記されており、Microsoft ボリュームライセンスのウェブサイトで確認できます。
ソフトウェアアシュアランスによるライセンスモビリティの特典を使用して、対象となっている Microsoft アプリケーションを AWS クラウドで実行するために必要なライセンスを取得する責任と、すべての該当する Microsoft ライセンス要件を遵守する責任はお客様にあります。製品条項によると、必要なライセンス数は、インスタンスタイプ、SQL Server のバージョン、選択する Microsoft ライセンスモデルによって異なります。 自分の既存の SQL Server ライセンスを持ち込む場合、ライセンス込みインスタンスにより AWS から購入した AMI with SQL Server は利用できないことにご注意ください。自分のソフトウェアメディアを使って自分のライセンスを持ち込んでいただく必要があります。
個別の仮想マシン (VM: Virtual Machine) にライセンスを与える場合、SQL Server 2019 ライセンシングガイドには「To license individual VMs using the Per Core model, customers must purchase a core license for each v-core (or virtual processor, virtual CPU, virtual thread) allocated to the VM, subject to a four-core license minimum per VM.」(個別の VM に Per Core モデルのライセンスを与える場合、各 V コア (または仮想プロセッサ、仮想 CPU、仮想スレッド) に対して、VM に割り当てられたコアライセンスを購入しなければならない。コアライセンスは、VM 1 つにつき最低 4 つは必要とする。) と記載されています。 SQL Server 2019 ライセンシングガイドでは、仮想コアは「1 つ以上のハードウェアスレッドを仮想的に表したもの」と定義されています。 SQL Server ライセンスは Microsoft で、1 組 2 コアで販売されています。
以下の表は、製品条項に基づいて仮想コアのライセンスを計算するために役立ちます。この表では、仮想的に表したハードウェアスレッド数をインスタンスタイプ別に記載しています。** Microsoft SQL Enterprise Edition を実行する場合は、さらに Microsoft ライセンスモビリティ SQL Enterprise Edition のオプションも利用可能です。詳細については、アカウントマネージャーにご確認ください。
その他のバージョンの Microsoft SQL Server については、お問い合わせください。Amazon EC2 インスタンスタイプの詳細については、こちらを参照してください。
| インスタンスタイプ | 仮想的に表したハードウェアスレッド数** |
| m4.large | 4 |
| m4.xlarge | 4 |
| m4.2xlarge | 8 |
| m4.4xlarge | 16 |
| m4.10xlarge | 40 |
| m4.16xlarge | 64 |
| m5.large | 4 |
| m5.xlarge | 4 |
| m5.2xlarge | 8 |
| m5.4xlarge | 16 |
| m5.12xlarge | 48 |
| m5.24xlarge | 96 |
| m5d.large | 4 |
| m5d.xlarge | 4 |
| m5d.2xlarge | 8 |
| m5d.4xlarge | 16 |
| m5d.12xlarge | 48 |
| m5d.24xlarge | 96 |
| c4.large | 4 |
| c4.xlarge | 4 |
| c4.2xlarge | 8 |
| c4.4xlarge | 16 |
| c4.8xlarge | 36 |
| c5.large | 4 |
| c5.xlarge | 4 |
| c5.2xlarge | 8 |
| c5.4xlarge | 16 |
| c5.9xlarge | 36 |
| c5.18xlarge | 72 |
| c5d.large | 4 |
| c5d.xlarge | 4 |
| c5d.2xlarge | 8 |
| c5d.4xlarge | 16 |
| c5d.9xlarge | 36 |
| c5d.18xlarge | 72 |
| hi1.4xlarge | 16 |
| hs1.8xlarge | 16 |
| g2.2xlarge | 8 |
| g2.8xlarge | 32 |
| g3.4xlarge | 16 |
| g3.8xlarge | 32 |
| g3.16xlarge | 64 |
| f1.2xlarge | 8 |
| f1.4xlarge | 16 |
| f1.16xlarge | 64 |
| r4.large | 4 |
| r4.xlarge | 4 |
| r4.2xlarge | 8 |
| r4.4xlarge | 16 |
| r4.8xlarge | 32 |
| r4.16xlarge | 64 |
| r5.large | 4 |
| r5.xlarge | 4 |
| r5.2xlarge | 8 |
| r5.4xlarge | 16 |
| r5.12xlarge | 48 |
| r5.24xlarge | 96 |
| r5d.large | 4 |
| r5d.xlarge | 4 |
| r5d.2xlarge | 8 |
| r5d.4xlarge | 16 |
| r5d.12xlarge | 48 |
| r5d.24xlarge | 96 |
| x1.16xlarge | 64 |
| x1.32xlarge | 128 |
| x1e.xlarge | 4 |
| x1e.2xlarge | 8 |
| x1e.4xlarge | 16 |
| x1e.8xlarge | 32 |
| x1e.16xlarge | 64 |
| x1e.32xlarge | 128 |
| d2.xlarge | 4 |
| d2.2xlarge | 8 |
| d2.4xlarge | 16 |
| d2.8xlarge | 36 |
| h1.2xlarge | 8 |
| h1.4xlarge | 16 |
| h1.8xlarge | 32 |
| h1.16xlarge | 64 |
| i3.large | 4 |
| i3.xlarge | 4 |
| i3.2xlarge | 8 |
| i3.4xlarge | 16 |
| i3.8xlarge | 32 |
| i3.16xlarge | 64 |
| i3.metal | 72 |
* ご使用のソフトウェアのライセンスに関する情報は、該当する Microsoft ライセンス契約を参照してください。お客様は、製品条項を含むすべての該当する Microsoft ライセンス要件を遵守する責任を単独で負っています。AWS では、該当する Microsoft ライセンス要件を理解して遵守するために、社内の顧問に相談することをお勧めします。
** 製品条項の現行版によると仮想 OSE ごとに最低 4 つのライセンスが必要であるため、この表では仮想的に表したハードウェアスレッドの最低数を (インスタンスタイプのスレッド数がより少ない場合でも) 4 としています。
Amazon EC2 インスタンスでは、Intel ハイパースレッディングテクノロジーをサポートしているため、単一の Intel Xeon CPU コアで同時に複数のスレッドを実行することができます。各スレッドはインスタンス上の仮想 CPU (vCPU) として表されます。インスタンスにはデフォルトの CPU コア数が設定されており、その数はインスタンスタイプにより異なります。例えば、m5 xlarge インスタンスタイプには 2 つの CPU コアと、コアごとに 2 つのスレッドがデフォルトで設定されているため、合計の vCPU は 4 つになります。
注意
各 vCPU は、T2 インスタンスを除き、Intel Xeon CPU コアのハイパースレッドです。
ほとんどの場合、ワークロードに適した、メモリと vCPU の数の組み合わせを持つ Amazon EC2 インスタンスタイプを見つけられます。また、以下の CPU オプションを指定して、特定のワークロードやビジネスニーズのためにインスタンスを最適化することもできます。
CPU コア数: インスタンスの CPU コア数をカスタマイズできます。このカスタマイズによって、メモリを大量に消費するワークロードの場合に CPU コア数は少なくても十分な量の RAM が設定されているインスタンスを使用して、ソフトウェアのライセンスコストを最適化できる可能性があります。
コアごとのスレッド数: CPU コアごとに単一のスレッドを指定することで、Intel ハイパースレッディングテクノロジーを無効にできます。このオプションは、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) ワークロードといった、特定のワークロード向けに使用することができます。
インスタンスを作成するときに、このような CPU オプションを指定できます。CPU オプションの指定によって、料金が追加または割引されることはありません。デフォルトの CPU オプションでインスタンスを作成した場合と同一の料金が請求されます。