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ワークロードの場所を問わず、自由にイノベーション
多くのお客様が AWS を選択する主な理由は、相互運用性に対する AWS の取り組みです。AWS では、お客様のニーズに最適なテクノロジーを自由に選択できるようにするとともに、お客様が希望するあらゆる環境でアプリケーションを構築およびデプロイするために使用できるソリューションの開発で最前線を歩んできました。
どのようなユースケースでも、AWS はマルチクラウド戦略を成功させるお手伝いをします。AWS が提供する豊富で幅広いツールと機能は、ワークロードがどこにあっても、より簡単かつ迅速に構築、移行、運用できるようにします。AWS のマルチクラウド機能は、何百万ものお客様が信頼する AWS クラウドの基本的な要素です。
メリット
よくある質問
AWS では、お客様がそれぞれのニーズに最適なテクノロジーを自由に選択できます。お客様が AWS を選択する主な理由は、第一に相互運用性に対する AWS の取り組みです。例えば、オープンソースデータベースとの完全なワイヤプロトコル互換性などのオープン標準をサポートしているため、他のクラウドでホストされている他のオープンソース互換データベースと AWS のシームレスな統合が可能になります。お客様は、標準的な Kubernetes アプリケーションであれば、コードをリファクタリングすることなく Amazon EKS との移行を簡単に実行できます。モデルコンテキストプロトコル (MCP) がサポートされているため、AI アプリケーションの構築時にさまざまな LLM モデルやプロバイダーを簡単に切り替えることができ、統合を書き直す必要はありません。また、FinOps Foundation がサポートするオープンソースのクラウドコストと使用量の仕様である FOCUS にも対応しており、複数のクラウド全体でのクラウド財務管理の簡素化に役立ちます。AWS は、お客様が希望するあらゆる環境でアプリケーションを構築およびデプロイするために使用できるソリューションの開発で最前線を歩んできました。
マルチクラウド戦略に AWS を追加することで、レジリエンス向上を実現できます。AWS は、インフラストラクチャ、サービスの設計とデプロイ、運用モデル、メカニズムに最初からレジリエンスを組み込むことで、AWS を構築に使用できる最も信頼性の高いクラウドにしています。AWS では、レジリエンス目標の達成に役立つ可用性に優れたアプリケーションの構築を容易にするために、最も包括的なレジリエンス機能、目的別サービス、規範的なガイダンスを提供しています。レジリエンスの向上に対する AWS の継続的なアプローチの詳細については、AWS resilience lifecycle framework をお読みください。
AWS には世界中に 13 万を超える AWS パートナーがおり、1,700 以上がマルチクラウドの専門家です。これらのパートナーには、お客様が AWS やその他のクラウドでインフラストラクチャとワークロードを計画、構築、管理する支援の提供における実績があります。AWS パートナーは、AWS Marketplace で 1,800 を超えるマルチクラウドソリューションを提供しています。AWS は他のクラウドにデプロイされた SaaS 製品の調達も合理化しており、AWS Marketplace での迅速な SaaS 調達と、一括請求 (コンソリデーティッドビリング) および管理という利便性をもたらしています。
AWS は、お客様と緊密に協力して、お客様のマルチクラウド目標に関する理解を深めています。お客様のパートナーとなり、マルチクラウド戦略のビジネスケースと、ベストプラクティスに関するガイダンスの策定を支援できます。また、ビルダー向けの実践的なマルチクラウドトレーニングも提供しています。AWS は、マルチクラウド環境向けの Cloud Center of Excellence (CCOE) のセットアップと運用に関する規範的なガイダンスとプロフェッショナルサービスを提供します。使用を開始するには、AWS アカウントチームまたは AWS カスタマーサポートにご連絡ください。
お客様
AWS 上に構築されたオブザーバビリティソリューションを使用して問題を 30% 迅速に解決する Phillips 66
Phillips 66 は、世界中の人々にエネルギーを供給するために何千ものアプリケーションを活用しています。Phillips 66 では、エンタープライズリソースプランニングシステムを含めたワークロードの大部分を AWS で実行すると同時に、複数のカスタム基幹業務アプリケーションをオンプレミスデータセンターで実行しています。Phillips 66 は、このテクノロジースタックを管理するために複数のオブザーバビリティツールを使用する必要があります。
このような大量のデータ全体での可視性を高めたいと考えた Phillips 66 は、他のクラウドプロバイダーでホストされているアプリケーションを含めたすべてのアプリケーションの監視を一元化して簡素化するために AWS を活用することにしました。
AWS Systems Manager を使用してクラウドプロバイダー間のインフラストラクチャの管理を自動化する Rackspace
マルチクラウド環境の全体で何十万ものコンピューティングインスタンスを手動で管理することは非常に大きな課題であり、コストが高くなるケースは言うまでもありません。世界的なテクノロジーサービス企業である Rackspace Technology (Rackspace) は、AWS 上にソリューションを構築することで、お客様のためのこのジレンマの解決に着手しました。
VM Management と呼ばれるこのソリューションは、AWS や他のクラウド上にあるお客様の仮想マシン (VM) の管理において Rackspace をサポートします。VM Management は、従来は手動で行われていた VM またはベアメタルインフラストラクチャの管理を自動化することで、マルチクラウド環境やハイブリッド環境でのパッチ適用、エージェント配信、サーバー診断、問題修正などのタスクに IT チームが費やす時間を短縮します。
AWS Config を使用してクラウドプロバイダー間のアセットを管理し、コンプライアンスを維持する Deutsche Börse
国際的な証券取引所である Deutsche Börse Group では、ストレージとネットワークのインフラストラクチャが複数のクラウドプロバイダーとオンプレミスデータセンターに分散していたことから、セキュリティコンプライアンス要件を満たすために複数の環境全体のクラウドリソースを明確に把握できるソリューションを必要としていました。
Deutsche Börse は、AWS Config を使用することで、AWS リソースと他のクラウドプロバイダー上の資産のインベントリ設定変更を継続的に監視し、記録することができます。その結果、同社は資産監視を簡素化し、セキュリティコンプライアンスを維持する能力を向上させました。また、チームの日常的な監視業務の合理化と、生産性とパフォーマンスの向上も実現しました。