はじめに
皆さん、こんにちは ! AWS の宇賀神 みずき こと しょぼちむ (@syobochim) です。
この度、クラウドネイティブなアーキテクチャを学べるワークショップを一般公開しました ! AWS でサーバーレスなアーキテクチャを構築する際、AWS Lambda や Amazon DynamoDB を使った核となるアーキテクチャはもちろん、それ以外にも Infrastructure as Code (IaC)、セキュリティ、CI/CD、モニタリングなど多くを学ぶ必要があります。
今回ご紹介する「実践力を鍛えるBootcamp - クラウドネイティブ編 -」は、それらの要素を一気に学べるワークショップなので、ぜひチャレンジしてみてください !
ご注意
本記事で紹介する AWS サービスを起動する際には、料金がかかります。builders.flash メールメンバー特典の、クラウドレシピ向けクレジットコードプレゼントの入手をお勧めします。
builders.flash メールメンバー登録
クラウドネイティブアーキテクチャを幅広く学べる !
今回ご紹介する「実践力を鍛える Bootcamp - クラウドネイティブ編 -」のワークショップでは、クラウドネイティブアーキテクチャの構築を体験できます。
各ステップごとに特定の技術領域を学べるコンテンツになっており、それぞれのステップは独立しているので、興味のあるテーマに絞って個別でも取り組んでいただけます。技術領域を幅広く取り扱っており、このワークショップで AWS のサービスを 15 個も学んでいただけます !
Step 1 : Web サイトを公開する
Amazon S3 と Amazon CloudFront を使って、静的な Web サイトをホスティングします。Step 2 : サーバーレスなアーキテクチャでバックエンドを構築する
AWS Lambda、Amazon API Gateway、Amazon DynamoDB を使用して、トレーニング申し込みの API を構築します。Step 3 : サーバーレスなアーキテクチャを Infrastructure as Code で構築する
AWS Serverless Application Model (AWS SAM) を使って、API のインフラをコードで管理する方法を学びます。Step 4 : CI/CD 環境を構築する
AWS CodeCommit、AWS CodeBuild、AWS CodeDeploy、AWS CodePipeline を使用して、API の継続的インテグレーションとデプロイメントを自動化します。Step 5 : サーバーレスなアーキテクチャで認証機能を構築する
Amazon Cognito でユーザー認証を実装し、AWS WAF を使って API のセキュリティを強化します。Step 6 : バックエンドを監視する
Amazon CloudWatch と AWS X-Ray を使って、API のパフォーマンスと動作を監視します。
ワークショップで構築するアーキテクチャ
こんな人にオススメ !
このワークショップは「アプリケーション開発に必要なクラウドネイティブアーキテクチャの基礎知識を学ぶ」ためのものです。主にお仕事でアプリケーションやソフトウェアの開発を行っている方向けに作っており、こんな人にオススメです。
クラウドネイティブアーキテクチャを学びたい・興味がある人
クラウドを活用した開発の自動化や効率化に興味がある人
AWS の基本的な知識は持っていて、実際に触って知識を深めたい人
課題解決型のワークショップで実践力を鍛えよう !
このワークショップの特徴は「課題」を解決する形式です。それぞれのステップにて「こんな要件を満たすものを作ってください」という要件が提示され、それをどのように構築するかは皆さんに考えていただきます。まるで実際のプロジェクトみたいですね !
普段、お客様から「ステップバイステップのハンズオンで学んだけれど、プロジェクトで開発する時にどうすればいいかわからなくて困る !」といったフィードバックをいただくことがあります。そこで、このワークショップは「課題」を提示する形式にし、公式ドキュメントや個人ブログなどを参考にしながら、自ら調べて解決する力を育んでいただきたいという思いで作りました !
「でも、課題を解決する形式って難しそう・・・」というあなたもご安心ください ! つまずいた時のために「ヒント」や「解答」もご用意しています。困った時にはそちらを見ながら、クラウドネイティブなアーキテクチャを構築していきましょう !
各コンテンツでは「課題」が提供される

ワークショップの内容をチラ見せ !
それでは、課題解決型のワークショップの一部を実際にチャレンジいただきましょう !
今回は、Challenge 1: DynamoDB のテーブルを作ろう から内容をピックアップしてご紹介します。
簡単に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ワークショップでは更に難易度の高いものもご用意しています ! 他のステップではコードを実際に書いていただくワークもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
皆さんへの課題
以下の要件に当てはまる DynamoDB のテーブルを作ってみましょう。
DynamoDB のテーブルを作ってください
リージョンは ap-northeast-1 (東京) を選択してください
作成するテーブルの情報は次を指定してください。
テーブル名 : TrainingApplicant
項目
パーティションキー : training
ソートキー : email
ステップバイステップの手順がなくても、スムーズに作成できるでしょうか ? どのドキュメントを読めば、構築方法が書かれているかわかるでしょうか ?
(図 : バックエンドのアーキテクチャから DynamoDB を構築)

解答編
それでは解答をご紹介します ! 手順にするととても簡単ですが、ご自身で情報を探して実際に構築を試していただくことで、更に学びを深められると思います !
画面上部の サービスを検索する の検索ボックスにて DynamoDB と入力し、表示された DynamoDB のリンクをクリック
テーブルの作成 ボタンをクリック
テーブル名に TrainingApplicant を入力
プライマリーキーに training を入力
ソートキーに email を入力
テーブルの作成 ボタンをクリック
ワークショップでは、このように「課題を確認して構築」を繰り返していただくことで、自らの知識を深められる構成になっています。

自分で試すには ?
このワークショップを皆さんの手元で実際に試してみたい場合は、ご自身のアカウントをご用意の上、「実践力を鍛えるBootcamp - クラウドネイティブ編 -」のページからご利用ください。モジュール毎に AWS CloudFormation テンプレートをご用意しておりますので、それを使うことで簡単にセットアップできるようになっています。
一方で、いくつかの AWS サービスを利用しますので、AWS 利用料もかかります。不要なコストが掛からないよう、試したあとは必ずリソースを削除するようにお願いいたします。
builders.flash の メールメンバーに登録 いただくと毎月抽選で 300 名の方にハンズオンをお試しいただくための無料クーポンを差し上げておりますので、ぜご登録いただいて、当選を狙ってみるのも良いですね !
まとめ
いかがでしたでしょうか ?
この投稿では、クラウドネイティブアーキテクチャを一気に学べる「実践力を鍛える Bootcamp - クラウドネイティブ編 -」をご紹介しました。
クラウドネイティブアーキテクチャは、現代のアプリケーション開発においてとても重要なスキルです。このワークショップで、AWS の多様なサービスを活用し、実践的なスキルを身につけることができます。課題解決型のワークショップにチャレンジいただき、実際のプロジェクトで役立つ知識とスキルを身につけましょう !
このワークショップが、皆様のスキルアップの一助となれば幸いです。
筆者プロフィール
宇賀神 みずき (しょぼちむ / @syobochim)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
パートナーソリューションアーキテクト
SIer でのアプリケーション開発者を経験後、2020 年にパートナーソリューションアーキテクトとして AWS Japan に入社。主に開発者の方に向けてセミナーやワークショップを提供しています。初心者向けの『いちばんやさしいGit&GitHubの教本』という本も書きました。
インドア派でしたが、最近は子どもと一緒に毎週公園で日を浴びています。

Did you find what you were looking for today?
Let us know so we can improve the quality of the content on our pages