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AWS MSP パートナー向けの新しいベネフィット

本記事は、AWS で Global MSP Program Leader を務める Ben Reed による「New benefits for AWS Managed Services Partners」を翻訳したものです。

マネージドサービスは、顧客とパートナーの成功を推進する重要な原動力であり、世界におけるマネージドクラウドサービスへの支出額は、2029 年までに 2,205 億ドルに達すると予測されています¹。

2026 年に AWS マネージドサービスプロバイダー (MSP) パートナー向けに、新しいベネフィットの提供を開始します。これらの拡充により、MSP パートナーは生成 AI、セキュリティ、モダナイゼーションなどの戦略的分野において、Amazon Web Services (AWS) のプラクティスを効率的に拡大し、優れた成果を生み出すことができるようになります。

MSP は、組織が専任のクラウドスペシャリストを確保できない、あるいは採用が難しい場合に、その専門的知識を提供します。顧客の 52% が、パートナー選定プロセスにおいてマネージドサービスの必要性を示唆しています (Omdia 傘下 Canalys による)。今回の更新は、パートナーが顧客の需要に応えるため、マネージドサービス分野における能力を構築または拡大する機会を創出します。

「AWS は、MSP が顧客とクラウド業界全体にもたらす多大な価値を認識しています」と、AWS Specialists and Partner Core 部門の Vice President である Julia Chen は言っています。「MSP の能力への投資を通じて、単に顧客価値の向上を実現するだけでなく、パートナーが信頼されるアドバイザーとなり、ビジネスを成長させ、特に AI とセキュリティを組み込んだ形で継続的なビジネス成果を提供できるよう、積極的に支援していきます。」

新しい MSP プログラムベネフィット

パートナーの AWS マネージドサービス能力拡充を支援するため、2026 年 1 月 1 日より以下のベネフィットを導入します。

  • 顧客管理のための MSP インセンティブ (MSP Incentive for Customer Management):顧客の AWS クラウドソリューションの導入と活用を支援する MSP パートナーを評価します。
  • 戦略的サービスのための MSP インセンティブ (MSP Incentive for Strategic Services):特定の戦略的 AWS ソリューションを通じて、顧客のイノベーションとクラウド能力強化を支援する MSP パートナーに報酬を提供します。
  • MSP 政府プラクティスベネフィット (MSP Government Practice Benefit):政府機関の顧客のデジタル変革を支援する MSP パートナー向けにベネフィットを提供します。

開始手順

MSP プラクティスの構築と拡大を支援するベネフィットの導入開始について、以下をご確認ください。

  • AWS パートナーセントラルにある、よくある質問 (要ログイン/英語) をご確認ください。
  • ベネフィット、インセンティブ構造、適格要件に関する詳細情報を含む MSP プログラムガイド (英語) の更新をご確認ください。2025 年 12 月末までに AWS パートナーセントラルで公開する予定です。
  • 2025 年 11 月および 12 月に開催予定のイネーブルメントセッションにご参加ください (招待メールは別途送付)。イネーブルメントは継続して 2026 年にも実施予定です。

ご質問がある場合、または新しいベネフィットが貴社の MSP ビジネス戦略をどのように支援できるかについて詳しく知りたい場合は、AWS パートナー開発マネージャー (PDM) までお問い合わせください。

まだ認定 AWS MSP パートナーではありませんか? AWS MSP プログラムにご参加ください。プログラムを通じて、収益機会、技術サポート、インセンティブ、および AWS エキスパートによるワークショップをご活用ください。

¹ IDC, 「Worldwide Managed Cloud Services Forecast, 2025–2029: A Competitive Services View of Technology Outsourcing Services Markets」, doc #US52883625, August 2025