Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2025/5/19週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの木村です。
気づけば 5 月も終盤ですが、もう少し生成 AI のイベントが続きます!
- 5 月 27 日(火):ナウいフロントエンド開発 ~ 生成 AI と協調するには ~
- 5 月 28 日(水):Coding Agent at Loft #1 ~ Cline with Amazon Bedrock で 爆速開発体験ハンズオン ~ 大阪開催
6 月 25 日 (水)、26 日 (木) に開催される AWS Summit Japan 2025 もあと 1 ヶ月を切りました。登録はこちらから!
4 月に発表した「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」も非常に多くの申し込みをいただいています。引き続き募集中ですのでよろしくお願いします。
先週は、Claude ユーザー待望の Claude 4 Sonnet/Opus が Amazon Bedrock で使えるようになるといった注目が高いアップデートがありました。
それでは、5 月 19 日週の生成 AI with AWS界隈のニュースを見ていきましょう。
さまざまなニュース
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- ブログ記事「AI イノベーションを加速する NVIDIA Blackwell GPU を搭載した新しい Amazon EC2 P6-B200 インスタンス」を公開
5 月 15 日に NVIDIA B200 を搭載した Amazon EC2 P6-B200 インスタンスの一般提供を開始しました。Amazon EC2 P6-B200 は特に、強化学習 (RL) と蒸留を用いた基盤モデルの大規模な分散 AI トレーニングおよび推論、マルチモーダルのトレーニングと推論、HPC アプリケーションに適しています。本記事ではインスタンスの特徴や仕様を紹介しています。 - ブログ記事「Amazon Bedrock で 基盤モデルを使用する際のコスト最適化」を公開
生成 AI の推論コストの管理と最適化は、従来のクラウドコスト管理と同じくらい重要です。本記事では、Amazon Bedrock でコスト最適化を行う様々な方法を紹介しています。料金オプション、モデル選択、ナレッジベースの最適化、プロンプトキャッシュや自動推論について触れています。 - ブログ記事「Strands Agents – オープンソース AI エージェント SDK の紹介」を公開
5 月 16 日に Strands Agents というAI エージェント構築のためのオープンソース SDK をリリースしました。Strands Agents は、わずか数行のコードで AI エージェントの構築や実行を行うことができます。本記事では、Strands Agents の仕組みやサンプルコード、デプロイ方法を紹介しています。まずはサンプルコードを是非実行してみてください! - ブログ記事「AWS Transform for VMware の新機能」を公開
5 月 15 日に AWS Transform for VMware が一般提供開始されました。これは、大規模な VMware モダナイゼーションを簡素化するエージェント型 AI サービスです。本記事では、実際の操作方法を画像付きでステップバイステップで紹介しています。実際にテストを行ったパートナー様の声も掲載していますので是非ご覧ください。 - ブログ記事「AWS Transform for .NET: .NET アプリケーションを大規模にモダナイズするための初のエージェント型 AI サービス」を公開
.NET アプリケーションをモダナイズする機能は、これまで Amazon Q Developer 変換機能でプレビューで提供されていましたが、今回 AWS Transform for .NET というサービスとして一般提供が開始されました。これまでの移植機能に加えて、プライベート NuGet パッケージを使用するプロジェクトをサポートする機能などいくつかの新機能が追加されています。本記事では操作画面のスクリーンショット付きで移植方法と新機能を紹介しています。 - ブログ記事「AWS Transform によるメインフレームと VMware ワークロードモダナイゼーションの加速」を公開
AWS Transform for Mainframe は、メインフレームワークロードを大規模にモダナイズするための初のエージェント型 AI サービスです。IBM z/OS アプリケーションのモダナイゼーションを数年から数ヶ月に短縮します。本記事にて、各機能や設定方法を紹介しています。 - ブログ記事「開発生産性向上とガバナンスの両立を目指した、Cline with Amazon Bedrock と LiteLLM 活用のコツ」を公開
5 月 13 日に「Coding Agent Workshop ~ 開発生産性向上とガバナンスの両立を目指した、Cline with Amazon Bedrock活用のコツ ~」というイベントを開催しました。本ブログはイベントで提供した内容をまとめたものです。AIコーディング支援エージェントの導入時に考慮すべきガバナンスについて、AWSサービスとオープンソースツールを組み合わせたアプローチ例を紹介しています。 - ブログ記事「ライフサイエンスのイノベーションをAWSのAIエージェントで加速」を公開
ヘルスケア・ライフサイエンス業界全体でエージェント開発の民主化を促進するため、AWS はヘルスケア・ライフサイエンス分野向けのオープンソースAIエージェントツールキットを開発しました。本記事では、ツールキットのはじめ方やアーキテクチャの解説をしています。ツールキットには創薬研究エージェントや臨床開発エージェント等が含まれています。 - ブログ記事「IoT@Loft #26 関西発 IoT × 生成 AI が描く新たな未来 【開催報告&資料公開】」を公開
5 月 15 日に 第 26 回 IoT@Loft 「関西発 IoT× 生成 AI が描く新たな未来」を開催しました。本ブログでは、イベントの内容を紹介し、各登壇者の発表資料を公開しています。生成 AI と IoT の融合による新たな可能性について、お客様 3 社と AWS がセッションした様子が紹介されています。
- ブログ記事「AI イノベーションを加速する NVIDIA Blackwell GPU を搭載した新しい Amazon EC2 P6-B200 インスタンス」を公開
サービスアップデート
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- Amazon Bedrock Data Automation がビデオからのカスタムインサイト生成に対応
Amazon Bedrock Data Automation(BDA)がビデオのカスタムブループリントに対応し、標準出力では取得されない情報を抽出・生成することができるようになりました。自然言語の指示によって、生成する内容や出力データタイプを指定することが可能です。例えば、広告配置のためにテレビ番組を分析するユーザーは、カスタムブループリントを使用してシーンを要約したり、映っているオブジェクトを検出し製品ロゴを識別したりすることが可能です。 - Amazon Bedrock Agents の CloudWatch メトリクスを発表
Amazon Bedrock Agents に対する包括的な CloudWatch メトリクスサポートを提供しました。これにより、開発者はエージェントベースのアプリケーションをより高い可視性で監視、トラブルシューティング、最適化できるようになりました。メトリクスには呼び出し回数、レイテンシー測定、トークン使用量、エラー率などが含まれお客様が本番環境でのエージェントのパフォーマンスをより良く理解するのに役立ちます。Amazon BedrockがサポートされているすべてのAWSリージョンで現在利用可能です。 - Anthropic Claude 4 基盤モデルが Amazon Bedrock で利用可能に
Anthropic Claude モデルの次世代版、Claude Opus 4 と Claude Sonnet 4 が Amazon Bedrockで利用可能になりました。これらのモデルは特にコーディングに優れており、複雑で長時間にわたるタスクやエージェントワークフローにおいて高いパフォーマンスを発揮します。Opus 4 と Sonnet 4 はどちらもハイブリッド推論モデルで、深い推論のための拡張思考モードをサポートしています。Claude Opus 4 は、米国東部(オハイオ、バージニア北部)および米国西部(オレゴン)リージョンで利用可能です。Claude Sonnet 4 は米国東部(オハイオ、バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(ハイデラバード、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、および欧州(スペイン)リージョンにて呼び出し可能です。どちらもクロスリージョン推論を通じてアクセスできます。詳しい特徴はブログやガイドを参照ください。 - Amazon Bedrock モデルが AWS GovCloud (US) で FedRAMP High および DoD IL-4/5 承認を取得
Anthropic Claude 3.5 Sonnet v1 と Claude 3 Haiku、および Meta Llama 3 8B と 70B モデルが、AWS GovCloud (US) リージョンの Amazon Bedrock において、FedRAMP High および国防総省クラウドコンピューティングセキュリティ要件ガイド (DoD CC SRG) インパクトレベル (IL) 4 および 5 の承認を取得しました。さらに、Amazon Bedrock の各機能(エージェント、ガードレール、ナレッジベース、モデル評価)も承認されました。連邦政府機関、公共部門の組織、およびFedRAMP High コンプライアンス要件を持つ企業は、Amazon Bedrock を使用して Anthropic と Meta の高性能な基盤モデル (FM) にアクセスできるようになりました。 - 次世代版 Amazon SageMakerが新たなリージョンで利用可能に
次世代版 Amazon SageMaker が欧州(ストックホルム)リージョンで利用可能になりました。サポートされているリージョンの一覧はこちらからご覧いただけます。
- Amazon Bedrock Data Automation がビデオからのカスタムインサイト生成に対応