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【イベント開催告知】企業の生成 AI 活用を加速する Dify Enterprise on AWS 〜セキュアなデータの活用とパートナー導入事例〜 (2025/11/21)

こんにちは! アマゾン ウェブ サービス ジャパンのソリューションアーキテクト馬渕です。

2025 年 11 月 21 日 (金) 15:30-17:00 、AWS Japan の目黒オフィスにて、Dify と AWS に関するイベント「企業の生成 AI 活用を加速する Dify Enterprise on AWS 〜セキュアなデータの活用とパートナー導入事例〜」の開催が決定しました。社内の生成 AI 活用を加速するために Dify を利用したいお客様、すでに Dify を利用していてさらにセキュアなデータも扱いたいお客様、Dify Enterprise を利用したいものの導入・運用に不安をお持ちのお客様に、今後のさらなる活用のためのヒントをご提供します。

Dify のご紹介と、 AWS とのシナジーのご紹介

Dify は、生成 AI アプリをノーコードで開発できるプラットフォームです。技術者以外でも AI アプリが作れる使いやすさから多くのお客様の注目を集めており、社内の生成 AI 基盤として PoC ・本番導入しているお客様が増えてきています。Dify には SaaS 利用するか自社の環境にセルフホストするかの 2 つの利用方法があり、後者のセルフホスト方式では多くのお客様が AWS 上で Dify をデプロイし、セキュアに社内の生成 AI 推進を実現しています。なお、前者の Dify Cloud も AWS 上で稼働しており、AWS 上での Dify の稼働実績を十分に裏付けるものになっています。

また、AWS では、AWS 上に Dify をスケーラブルかつマネージドな環境でセルフホストするための AWS CDK サンプルや、それをワンクリックでデプロイするための AWS Generative AI Solution Box を公開しています。また、AWS 上に簡易な構成で Dify 環境を構築し、その上で AI アプリケーションを構築する方法を学ぶワークショップも公開しており、Dify を通じたお客様の生成 AI 活用をご支援しています。

GitHub 上で公開している Dify on AWS with CDK サンプルのアーキテクチャ

Dify Enterprise のメリットとユースケース

そして、 Dify をエンタープライズ規模でセキュアに社内利用するのに役立つのが Dify Enterprise です。OSS 版 Dify の機能に加えて、自社 IdP とのシングルサインイン機能や、マルチワークスペースによるアプリケーション利用の細かい権限管理など、社内利用に役立つガバナンス向上のための機能を備えています。Dify Enterprise のライセンスは AWS Marketplace 上でも購入可能になっており、これを用いて AWS 上にデプロイすればセルフホスト時の基盤の費用とライセンス費用を効率的に管理することが可能です。

Dify Enterprise を利用することで特にメリットのあるユースケースの 1 つが、セキュアなデータソースとの連携です。Dify には様々な SaaS やアプリケーションと連携できるプラグインのエコシステムがあり、例えば企業のデータウェアハウスと連携して社内データを活用した生成 AI アプリケーションを構築できます。Dify Enterprise の権限管理機能では、アプリケーションやプラグインへの細やかなアクセス可否を制御できるため、公開範囲が厳密なデータソースを連携するアプリケーションであっても安心して組み込むことが可能になります。

11/21(金) のイベントの詳細

今回のイベントでは、企業で社内の生成 AI 活用を推進する方を対象に、Dify Enterprise をご活用いただくための情報をご提供いたします。Dify の最新情報アップデートや、 Dify Enterprise ならではのセキュアなデータを扱うユースケースのご紹介に加えて、Dify の Eliter Partner でもあり AWS パートナーでもある株式会社リコー様にもご登壇いただき、Dify Enterprise の構築・運用のナレッジについてご共有いただきます。

開催概要

アジェンダ

開始 終了 コンテンツ プレゼンター
15:30 15:35 オープニング アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社
15:35 15:55 Dify Updates : RAG 2.0, MCP 株式会社 LangGenius
15:55 16:15 Dify Enterprise でセキュアなデータを扱おう
〜Snowflake と連携してインサイトを生む〜
株式会社 LangGenius
アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社
16:15 16:30 Dify on AWS の選択肢と、AWS で Dify を使う理由 アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社
16:30 16:50 パートナーと進める Dify 活用 株式会社リコー
16:50 17:00 Q&A / クロージング アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社
17:00 18:00 懇親会

※ アジェンダやスピーカーは変更となる可能性がございます。

こんな課題をお持ちのお客様に

  • 機密性の高いシステムと生成 AI の安全な連携方法を模索している
  • 部門やプロジェクトごとに異なるセキュリティレベルでの AI 活用を検討している
  • コンプライアンスを確保しながら生成 AI の全社展開を進めたい
  • Dify を活用したいが、その導入・運用のナレッジやリソースに不安がある

お申し込み方法

イベントのランディングページよりフォームにアクセスしてお申し込みください。会場の定員の都合上、抽選とさせていただく場合がございますのでご了承ください。ご不安・ご不明点がある場合は、 AWS の担当営業にお声がけください。