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AWS Weekly Roundup: Amazon Q Developer、AWS アカウント管理の最新情報など (2025 年 4 月 28 日)

Summit シーズンが本格的に到来しました! AWS Summit に参加したことがない方は、ぜひお近くで開催される Summit に足を運んでみてください。Summit は大規模な終日イベントで、講演に参加したり、興味深いデモやアクティビティを見たり、AWS や業界関係者と交流したりできます。また、これ以外のお楽しみもご用意しています。何より、参加費は無料です。必要なのは、登録することだけです! Summit のリストは、こちらの AWS イベントページでご覧いただけます。ちなみに、同じページで、お近くで開催される他の AWS イベントもご覧いただけます。横にあるフィルターを使用して、興味のあるイベントを見つけてください。

AWS Summit といえば、今週は AWS Summit London (4 月 30 日) が開催されます。私にとって地元開催ということもあり、企画にも深く関わってきました。絶対に見逃せないイベントです! ぜひチェックしてみてください。会場でお会いできることを願っています。

4 月 21 日週の AWS のエキサイティングなリリースのハイライトを知りたいですか? それでは見てみましょう!

注目の新機能
まずは、4 月 21 日週にリリースされた機能強化をいくつか見てみましょう。

  • Amazon Q Developer が機能開発のための最先端のエージェントをリリース – AWS は、Amazon Q Developer のソフトウェア開発エージェントのアップデートを発表しました。このエージェントは、業界ベンチマークで最先端のパフォーマンスを達成し、コーディングの問題に対して複数の候補ソリューションを生成できます。この新しいエージェントは、より信頼性の高い提案を提供します。これは、デバッグ時間を短縮するのに役立つとともに、デベロッパーがより高度な設計とイノベーションに注力することを可能にします。
  • Amazon Cognito が更新トークンのローテーションのサポートを開始 – Amazon Cognito が OAuth 2.0 更新トークンのローテーションをサポートするようになりました。これにより、ユーザープールクライアントは、既存の更新トークンを新しい更新トークンに定期的かつ自動的に置き換えることができるため、ユーザーの再認証を必要とせずにセキュリティを強化できます。この機能は、利便性を考慮した長期トークンと、セキュリティを重視した短期トークンのいずれかをお客様に選択させるのではなく、更新トークンを頻繁に自動更新するため、お客様がシームレスなユーザーエクスペリエンスと強化されたセキュリティの両方を実現するのに役立ちます。
  • Amazon Bedrock Intelligent Prompt Routing の一般提供を開始 – Amazon Bedrock Intelligent Prompt Routing の一般提供が開始されました。この機能は、モデルファミリー内の異なる基盤モデルにプロンプトを自動的にルーティングすることで、応答の質とコストを最適化します。このサービスは、Claude (Anthropic)、Llama (Meta)、Nova (Amazon) などの複数のモデルファミリーにわたって向上した設定可能性を提供するため、ユーザーは、1 つのファミリーから任意の 2 つのモデルを選択し、カスタムルーティング条件を設定できます。
  • M365 Word および Outlook 向けの Amazon Q Business 統合のアップグレード – Microsoft Word および Outlook 向けの Amazon Q Business 統合では、企業ナレッジベースの検索、画像添付のサポート、より詳細なプロンプトのためのより大きなコンテキストウィンドウの処理が可能になりました。これらの機能強化により、ユーザーは、アプリケーションやコンテキストを切り替えることなく、ドキュメントや E メールの作成中に、インデックスが付けられた企業データにシームレスにアクセスし、よりリッチなコンテンツを取り込むことができます。

セキュリティ
4 月 21 日週はセキュリティに関する新たな改善がいくつかリリースされましたが、特に私の目に留まったものを次にご紹介します:

  • AWS Account Management で、認可済み IAM プリンシパルを介したアカウント名の更新のサポートを開始 – AWS では、IAM プリンシパルがアカウント名を更新できるようになり、ルートユーザーアクセスに関する以前の要件がなくなりました。これは、スタンドアロンアカウントと AWS Organizations 内のメンバーアカウントの両方に適用され、そこで管理アカウントの認可済み IAM プリンシパルと委任された管理者アカウントがアカウント名を一元的に管理できます。
  • AWS Resource Explorer が AWS PrivateLink のサポートを開始 – AWS Resource Explorer は、すべての商用リージョンで AWS PrivateLink をサポートするようになりました。これにより、パブリックインターネットアクセスを必要とせずに、VPC 内の AWS リージョンとアカウント全体で、安全なリソース検出および検索機能を実現できます。
  • Amazon SageMaker Lakehouse が属性ベースのアクセス制御のサポートを開始 – Amazon SageMaker Lakehouse は、属性ベースのアクセス制御 (ABAC) をサポートするようになりました。これにより、管理者は、個別のポリシーを作成するのではなく、IAM ID に関連付けられた動的な属性を使用してデータアクセス許可を管理できます。これは、一致するタグを持つすべての IAM プリンシパルに許可が自動的に付与されるようにすることで、アクセス管理を簡素化します。これにより、チームの拡大に合わせてアクセス制御をより効率的に処理できるようになります。

ネットワーキング
ご存知かもしれませんが、業界では、可能な限り既存のインフラストラクチャを移行しながら、新しいシステムのデフォルトプロトコルとして IPv6 を採用しようという気運が高まっています。今週、お客様がこの目標を達成するのをサポートするために、さらに 2 つのサービスが IPv6 のサポートを追加しました:

キャパシティとコスト
Amazon Kinesis Data Streams をご利用のお客様は、より高いデフォルトクォータを利用できます。また、Amazon Redshift Serverless をご利用のお客様は、新たなコスト削減の機会を活用できます。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページにアクセスしてください。

推奨される学習リソース
最近、MCP が話題になっています! AWS で MCP を活用する可能性について、最新情報や詳細を知るのに役立つ 2 つのすばらしいブログ記事をご紹介します。

  • Model Context Protocol (MCP) and Amazon Bedrock – この記事では、Giuseppe Battista が Amazon Bedrock で MCP を使用する方法を解説しています。
  • Scaling MCP Across Your Organization Through AWS Lambda – Chris Williams 氏が、スケーラビリティとセキュリティを実現するために、AWS Lambda で実行されるリモートツールを登録しながら、MCP サーバーをローカルに維持できるようにする方法についての非常に興味深い方法をご紹介します。

毎週月曜日に公開される Weekly Roundup は、AWS のリリースに関する最新情報を把握するのに役立ちます。5 月 5 日週もぜひチェックして、エキサイティングなニュースをご覧ください!

よい一日をお過ごしください!

原文はこちらです。


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