Amazon RDS for SQL Server で新世代のインスタンスに対応した CPU 最適化機能の提供を開始し、料金の最大 55% 引き下げを実現

投稿日: 2025年12月2日

Amazon RDS for SQL Server で、M7i および R7i インスタンスファミリーに対応した CPU 最適化機能の提供を開始しました。これにより、同等の前世代のインスタンスと比較して価格が最大 55% 引き下げられます。CPU 最適化機能により、Simultaneous Multi-threading (SMT) の設定が最適化され、商用ソフトウェアの料金が引き下げられます。お客様は、同等の第 6 世代インスタンスから M7i および R7i インスタンスにアップグレードすることでコストを削減できます。さらに、メモリや I/O の負荷が高いデータベースワークロードでは、CPU 最適化の設定を微調整することで、さらにコストを削減できます。

データベースインスタンスの消費時間に対する RDS for SQL Server の料金には、Microsoft Windows と Microsoft SQL Server のソフトウェア料金が含まれています。CPU 最適化機能により、物理 CPU コアが 2 つ以上あるインスタンスの SMT は無効になります。これにより、vCPU 数が削減され、それに対応する商用ソフトウェアの料金を 50% 削減できます。なお、物理 CPU コア数は変わらず、ほぼ同等のパフォーマンスを得ることができます。最も大きな節約効果は、2Xlarge 以上のインスタンス、およびマルチ AZ 配置を使用するインスタンスで得られます。この場合、RDS は、ほとんどの使用において 1 つのアクティブノードのみで SQL Server ソフトウェアの料金を削減するように最適化されています。メモリや I/O の負荷が高いワークロードの場合、お客様はアクティブな物理 CPU コア数を微調整することで、さらなる節約が可能です。

RDS for SQL Server は、すべての AWS リージョンで M7i および R7i インスタンスをサポートしています。バンドルされていないインスタンス料金体系では、データベースコストは vCPU 時間あたりのサードパーティのライセンス料として別途請求され、サードパーティのライセンス料は、お客様の組織が AWS から受ける割引の対象にはなりません。お客様の使用に関連する Microsoft Windows および SQL Server の料金は、AWS Billing and Cost Management および毎月の請求書でご確認いただけます。詳細については、RDS for SQL Server の料金Amazon RDS ユーザーガイドAWS ニュースブログをご覧ください。