Amazon Bedrock AgentCore の一般提供を開始
Amazon Bedrock AgentCore は、あらゆるフレームワーク、モデル、またはプロトコルを使用して高機能エージェントを安全かつ大規模に構築、デプロイ、運用できるエージェントプラットフォームです。AgentCore を使用すると、エージェントをより迅速に構築できるほか、エージェントはツールやデータを横断してアクションを実行できるようになります。また、低レイテンシーで長時間エージェントを安全に実行し、本番環境でエージェントをモニタリングできます。これらすべてをインフラストラクチャの管理なしで実行できます。
今回の一般提供により、すべての AgentCore サービスで仮想プライベートクラウド (VPC)、AWS PrivateLink、AWS CloudFormation、リソースのタグ付けがサポートされるようになりました。そのため、開発者は、エンタープライズセキュリティとインフラストラクチャの自動化機能が強化された AI エージェントをデプロイできます。AgentCore Runtime では、業界トップクラスの 8 時間の実行時間と完全なセッション分離というプレビュー機能に加えて、エージェント間 (A2A) プロトコルがサポートされるようになりました。なお、より広範な A2A サポートがすべての AgentCore サービスで間もなく開始される予定です。AgentCore Memory では、メモリの抽出と統合のパイプラインを完全に制御できるセルフマネージド型戦略の提供を開始しました。AgentCore Gateway では、API と Lambda 関数をエージェント互換ツールに変換するだけでなく、既存のモデルコンテキストプロトコル (MCP) サーバーに接続できるようになりました。また、Identity and Access Management (IAM) 認証もサポートされているため、お客様は OAuth に加えて IAM を利用できます。これにより、エージェントとツールが MCP を介して安全にやり取りできるようになります。また、Gateway は、カスタム統合を行わなくても、エージェントがツールを見つけて使用できる安全な単一のエンドポイントとしても機能します。AgentCore Identity では、ID 認識型認証、更新トークン用の安全なボールトストレージの利用、他の OAuth 対応サービスとのネイティブ統合が可能になりました。強化されたアクセス制御により、エージェントはユーザーに代わって、または単独で安全に処理を実行できます。AgentCore Observability では、Amazon CloudWatch 搭載のダッシュボードにより、すべての AgentCore サービスのエンドツーエンドのエージェント実行と運用メトリクスが完全に可視化されます。また、AgentCore Observability は OTELと互換性があるため、Amazon CloudWatch や外部のオブザーバビリティプロバイダー (Dynatrace、Datadog、Arize Phoenix、LangSmith、Langfuse など) とシームレスに統合できます。AgentCore は、あらゆるオープンソースフレームワーク (CreWAI、LangGraph、LamaIndex、Google ADK、OpenAI Agents SDK) と Amazon Bedrock 内外のあらゆるモデルで動作するため、希望のフレームワークやモデルを自由に使用し、自信を持ってイノベーションを起こすことができます。
Amazon Bedrock AgentCore は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド) の 9 つのAWS リージョンでご利用いただけます。
AgentCore の詳細については、ブログ、AgentCore リソースをご覧ください。使用を開始するには、AgentCore スターターツールキットにアクセスしてください。AgentCore は、初期費用なしで、消費ベースの価格設定を提供しています。