フルマネージド型 MLflow 3.0 が Amazon SageMaker AI で利用可能に
Amazon SageMaker では MLflow 3.0 のフルマネージドサポートが提供されるようになりました。これにより、AI の実験が合理化され、アイデアから本番稼働までの生成 AI の取り組みが加速されます。このリリースでは、マネージド MLflow を実験追跡からエンドツーエンドのオブザーバビリティの提供へと変革し、生成 AI 開発の市場投入までの時間を短縮します。
さまざまな業界のお客様が生成 AI 開発を加速するにあたって、実験を追跡し、動作を観察し、モデルや AI アプリケーションのパフォーマンスを評価する機能が求められています。実験から本番稼働への過程において、データサイエンティストや開発者にはモデルや AI アプリケーションのパフォーマンスを分析するためのツールがないため、問題の根本原因の特定と解決が困難です。チームは、モデルや生成 AI アプリケーションの改善よりも、ツールの統合に多くの時間を費やしています。今回のリリースでは、Amazon SageMaker AI のフルマネージド型 MLflow 3.0 により、単一のツールを使用してモデルと AI アプリケーションの実験の追跡とパフォーマンスのモニタリングを容易に実行できるようにすることで、お客様が生成 AI 開発を加速できるようにします。フルマネージド型 MLflow 3.0 のトレース機能により、お客様は生成 AI アプリケーションのあらゆる段階で入力、出力、メタデータを記録できるため、開発者はバグや予期しない動作の原因をすばやく特定できます。フルマネージド型 MLflow 3.0 は、各モデルとアプリケーションバージョンの記録を維持することで、AI の応答をソースコンポーネントに結び付けるトレーサビリティを提供し、開発者は問題を生成した特定のコード、データ、パラメータまで問題を直接すばやく追跡できます。これにより、トラブルシューティングにかかる時間が大幅に短縮され、チームはイノベーションにさらに集中できるようになります。
Amazon SageMaker AI 上のフルマネージド型 MLflow 3.0 は、中国リージョンと GovCloud (米国) リージョンを除き、Amazon SageMaker が提供されているすべてのリージョンで利用できるようになりました。
Amazon SageMaker AI のフルマネージド型 MLflow 3.0 の詳細については、Amazon SageMaker デベロッパーガイドをご覧ください。