一般提供開始: Amazon CloudWatch の調査機能によりトラブルシューティングにかかる時間を短縮可能に
Amazon CloudWatch の一般提供が開始された調査機能を利用すると、AWS 環境全体の運用調査をほんのわずかな時間で迅速に行うことができます。CloudWatch の調査機能は、お客様の AWS クラウド環境とリソースを深く理解したうえで、AI エージェントを使用して環境内の異常を探し、関連情報を収集し、根本原因に関する仮説を立て、修復ステップを提案します。これにより、平均解決時間 (MTTR) が大幅に短縮されます。
CloudWatch のこの新しい調査機能は、問題のトリアージから修復まで、運用上のトラブルシューティングの過程全体を通じてお客様をサポートします。AWS マネジメントコンソールの任意の CloudWatch データウィジェットで [調査] アクションを選択すると、調査を開始できます。調査は、80 以上の AWS コンソールから開始したり、CloudWatch アラームアクションから自動的にトリガーされるように設定したり、Amazon Q チャットから開始したりすることもできます。CloudWatch の新しい調査機能により、チームが協力して検出結果を追加したり、関連情報や異常を確認したり、潜在的な根本原因の仮説に関する提案を確認したりできます。この新機能では、関連する AWS Systems Manager Automation のランブック、AWS re:Post の記事、およびドキュメントも表示されるので、AWS 環境全体の一般的な運用上の問題に対する修復の提案も得られます。またこの新機能は、Slack や Microsoft Teams などの一般的なコミュニケーションチャネルとも統合されています。
Amazon CloudWatch の調査機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (スペイン)、欧州 (ストックホルム) で利用できます。
CloudWatch の調査機能は、追加料金なしで一般提供されるようになりました。以前は Amazon Q Developer の運用調査機能としてプレビュー版で提供されていました。詳細については、開始方法とベストプラクティスのドキュメントを参照してください。