Amazon Route 53 が Resolver エンドポイントのキャパシティ使用率メトリクスを提供開始

投稿日: 2025年6月27日

本日より、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内の Route 53 Resolver エンドポイントに関連付けられている Elastic Network Interface (ENI) のクエリ容量の状況をモニタリングするために、Amazon CloudWatch メトリクス (ResolverEndpointCapacityStatus) を有効にできるようになりました。新しいメトリクスにより、Resolver エンドポイントがクエリ容量のサービス制限に到達するリスクがあるかどうかをすばやく確認でき、容量のニーズに対応するために、追加の ENI をインスタンス化するなどの対応策を講じることができます。

これまでは、CloudWatch を有効にすることで、Route 53 Resolver エンドポイントから転送された DNS クエリの数をデフォルトの 5 分間隔でモニタリングして、エンドポイントがクエリ制限に到達するタイミングを推定することしかできませんでした。今回のローンチにより、新しいメトリクスを有効にすることで、Resolver エンドポイントの現在の容量状況について直接アラートを受け取ることができるようになりました。各エンドポイントの容量を計算するために追加の推定を行う必要はありません。Resolver エンドポイントごとに状況が報告され、エンドポイントが通常の容量制限内 (0 - OK) で動作しているか、少なくとも 1 つの ENI が容量使用率 50% を超えているか (1 - 警告)、少なくとも 1 つの ENI が容量使用率 75% を超えているか (2 - クリティカル) が示されます。この新しいメトリクスは、スケーリングに関する決定に役立つ明確かつ実用的な情報を提供することで、Route 53 Resolver エンドポイントの容量管理を簡素化します。クエリ量を追加で分析する必要はありません。

このローンチの詳細については、ドキュメントを参照するか、Route 53 Resolver のページをご覧ください。このメトリクスは無料ですが、Resolver エンドポイントの使用には料金が発生します。