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Amazon RDS サービスレベルアグリーメント
最終更新: 2024年1月22日
本 Amazon RDS サービスレベルアグリーメント(「SLA」)は、Amazon リレーショナル データベース サービス(「Amazon RDS」)の利用を規定するポリシーであり、Amazon RDS を利用する各アカウントに個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWSカスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。
SLA
AWSは、Amazon RDS について以下の2つの SLAを確約する。 (1) マルチ AZ DB インスタンスおよびマルチ AZ DB クラスタ SLA、および (2) シングル DB インスタンス SLA。
マルチ AZ DB インスタンスおよびマルチ AZ DBクラスタ SLA
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月間稼働率
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サービスクレジット率
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|---|---|
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99.0%以上、99.95%未満
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10% |
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95.0%以上、99.0%未満
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25% |
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95.0%未満
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100% |
AWSは、商業上合理的な努力を行い、月次請求期間において、各マルチ AZ DB インスタンスおよび各マルチ AZ DB クラスタを、下表に示す月間稼働率で利用可能にする(「マルチ AZ DB インスタンスおよびマルチ AZ DB クラスタ SLA」)。
シングル DB インスタンス SLA
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インスタンスレベル稼働率
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サービスクレジット率
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|---|---|
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99.0%以上、99.5%未満
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10% |
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95.0%以上、99.0%未満
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25% |
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95.0%未満
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100% |
AWSは、商業上合理的な努力を行い、月次請求期間において、各シングル DB インスタンスを、下表に示すインスタンスレベル稼働率で利用可能にする(「シングル DB インスタンス SLA」)。
サービスクレジット
サービスクレジットは、該当するSLAが満たされなかった月次請求期間で、影響を受けたAWSリージョン内において、該当するそれぞれの SLA が満たされなかったマルチ AZ DB インスタンスもしくはマルチ AZ DB クラスタ、またはシングル DB インスタンスに対して、利用者が支払った料金への定率として計算される。
クレジットの請求および支払手続
サービスクレジットを受け取るには、 AWS サポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。 利用者は、マルチ AZ DB インスタンスおよびマルチ AZ DB クラスタ SLA、ならびにシングル DB インスタンス SLA に基づく請求を組み合わせたり、積み上げることはできない。利用者は、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、該当するマルチ AZ DB インスタンスおよびマルチ AZ DB クラスタ SLA、またはシングル DB インスタンス SLA について、以下の情報を添えてリクエストを当社に提出しなければならない。
i. 件名に「Amazon RDS SLA クレジットリクエスト - マルチ AZ 請求」または「Amazon RDS SLA クレジットリクエスト - シングル-DB 請求」という文言。
ii. 利用者が主張する各利用不可インシデントの日時。
iii. 影響を受けたマルチ AZ DB インスタンス、マルチ AZ DB クラスタ、またはシングル DB インスタンスについての、DB インスタンス ID およびAWS リージョン。
iv. エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)。
該当する SLA に基づく請求を当社が確認した場合、当社は、リクエストが発生した月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たす必要情報およびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
Amazon RDS SLA 例外事由
以下の場合、各 SLA は、Amazon RDS の利用不可状態、停止、終了、またはその他の Amazon RDS のパフォーマンス問題に対して、直接的または間接的であるかを問わず、適用されない。(i) 不可抗力事由または Amazon RDS のデマケーションポイント(責任分界点)の範囲を超えたインターネットアクセスもしくは関連問題など、当社の合理的な支配の及ばない要因に起因するもの。(ii) 利用者の自発的な行為または不作為に起因するもの。(iii) マイクロ DB インスタンスクラスまたは類似した CPU やメモリリソースの限界を有する他のインスタンスクラスに属するインスタンスに起因するもの。(iv) Amazon RDS ユーザーガイドに記載されている 基本運用ガイドラインに従わなかったことに起因するもの(例:データベースインスタンスが動作不能になるまでのオーバーロード、リカバリー時間が極端に長くなるような過度に多数のテーブル作成など)。(v) データベースのクラッシュが繰り返される、またはデータベースインスタンスが動作不能になるといった現象を引き起こす、基本的なデータベースエンジンソフトウェアに起因するもの。(vi) 利用者のデータベースワークロードに対する IO 容量の不足が原因となり、リカバリー時間が長くなることに起因するもの。(vii) 利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因するもの。(viii) 本件契約に従って Amazon RDS を利用する利用者の利用権利を当社が停止および終了することに起因するもの。
当社の月間稼働率またはインスタンスレベル稼働率(該当する方)の計算に明確に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。
定義
- 所定のシングル DB インスタンスの「インスタンスレベル稼働率」は、月次請求期間中においてシングル DB インスタンスが「利用不可」となった分数のパーセンテージを100%から減じて計算する。月の一部だけシングル DB インスタンスを稼働していた場合、稼働していなかった月の部分については、利用者のシングル DB インスタンスは100%利用可能であると推定される。
- 所定のマルチ AZ DB インスタンスまたはマルチ AZ DB クラスタの「月間稼働率」は、月次請求期間中においてマルチ AZ DB インスタンスまたはマルチ AZ DB クラスタが「利用不可」となった分数のパーセンテージを100%から減じて計算する。月の一部だけマルチ AZ DB インスタンスまたはマルチ AZ DB クラスタを稼働していた場合、稼働していなかった月の部分については、利用者のマルチ AZ DB インスタンスまたはマルチ AZ DB クラスタが100%利用可能であると推定される。
- 「マルチ AZ DB インスタンス」とは、マルチ AZ DB インスタンスのデプロイオプションを選択した PostgreSQL、MySQL、MariaDB、SQL Server、Oracle、または Db2 データベースインスタンスに対する Amazon RDS を意味する。
- 「マルチ AZ DB クラスタ」とは、マルチ AZ DB クラスタのデプロイオプションを選択した MySQL または PostgreSQL データベースクラスタに対する Amazon RDS を意味する。
- 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
- 「シングル DB インスタンス」とは、シングル DB インスタンスのデプロイオプションを選択した PostgreSQL、MySQL、MariaDB、SQL Server、Oracle、または Db2 データベースインスタンスに対する Amazon RDS を意味する。
- 「利用不可」および「利用不可状態」とは、該当する実行中のマルチ AZ DB インスタンス、マルチ AZ DB クラスタ、シングル DB インスタンスへの接続リクエストすべてが1分間失敗することを意味する。